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sage

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  • 独立行政法人 国立病院機構 九州がんセンター の手術の治療成績

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  • 投稿日:2017年 7月31日(月)19時48分59秒
  • 編集済
 
手術後のadjuvant radiotherapy に関して検索していたところ、次の論文をみいだしたので紹介します。
Indian J Urol. 2017 Jan-Mar;33(1):64-69.

独立行政法人 国立病院機構 九州がんセンターの泌尿器科の古林伸紀氏を筆頭著者とする論文です。

1998年8月から2013年5月の間に九州がんセンターまたは関連病院で手術を受けた481人の患者が対象であり、内訳はD'Amico のリスク分類 により低リスクは107人、中間リスクは222人、高リスクは152人であり、5年PSA非再発率は以下のとおり。
低リスク  96.5%
中間リスク 88.9%
高リスク  72.6%

中間リスクの因子の数によりPSA非再発率は以下のとおり。
1 94.9%
2 88.4%
3 49.0%

abstract の結論には以下のように書かれています。

Patients classified into the intermediate-risk group based on all
three intermediate risk factors are less likely to achieve a complete
cure through surgery alone.

Google翻訳
3つの中間リスク因子すべてに基づいて中リスク群に分類される患者は、
手術単独で完全治癒を達成する可能性は低い。

なお、骨盤リンパ節郭清を実施したと書かれています。

サイトの治療法比較3にこの論文のデータを追記しました。

D'Amico のリスク分類を使用しているのはそう多くないですが、例えば、10 の奈良県立医科大学の小線源の論文はD'Amicoであり、と比較してみます。

全体 203人 低リスク 93人、中間リスク 92人、高リスク 18人であり、5年PSA非再発は以下のとおり。

低リスク  93.5%
中間リスク 91.8%
高リスク  94.1%

低リスク、中間リスクに関しては救済放射線治療を考慮すると九州がんセンターの手術のほうが良好であるといえます。

九州がんセンターのサイトを訪問し、泌尿器科の治療実績を確認しました。

PSA非再発生存率のグラフが掲示されていて以下の値が書かれています。
5年PSA非再発率
低リスク  96.5%
中間リスク 92.3%
高リスク  80.7%

10年PSA非再発率
低リスク  93.2%
中間リスク 85.9%
高リスク  76.4%

ありがちなこととして論文の値よりサイトのほうが良好な値を示しています。
それは条件がきっと異なるのだろうと思ってみていましたが、図をみると少し変です。
高リスクの10年PSA非再発率 はどうみても50%ほどです。

どうも、full text のFigure 1を英語を日本語にしたものをそのまま載せているようです。


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