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  • [79]
  • 医療施設による診断の差異について

  • 投稿者:totomod
  • 投稿日:2017年10月27日(金)20時43分44秒
  • 編集済
 
前立腺がんにおいて、がんのリスク分類を明確にすることは治療選択上重要になります。全摘手術における断端陽性による再発や、早期のホルモン治療適用による副作用、過剰治療によるQOLの低下などを避けるためにも、リスク分類を明確にしてそれに適合した治療選択が必要であると思います。

自分の場合はPSA=6.76、グリソンスコアー3+4、病期T2b~cN0M0でありNCCNリスク分類では「中リスク」です。治療法は小線源単独治療を予定しています。まずはリスク分類と治療法が適合していると納得しています。

しかし、自分のリスク分類を明確にできたのが最近であり、他の医療施設(S医科大学病院(以下同じ))で診察を受けてからでした。がんの告知を受けた地元の大学病院のみに通っていたならハイリスク分類としてホルモン療法を受け、自分の納得できる治療を受けることができたかどうかはわかりません。また、ハイリスクのため精神的にも過酷な状態にさらされていたかもしれません。

他の医療施設で診察を受け、結果的により納得のいく診断結果とそれに適合する治療方法を選択することができました。
以下にリスク分類が地元大学病院と他の医療施設で異なった経緯をご報告させていただきます。

がん告知時(2017/3/2)に「リスクの高いがんです。」と地元大学病院の担当医がおっしゃいました。生検で4/8でがんがヒットし、その針中1本が4+4のグリソンスコアーであったため、「リスクの高いがん」と先生はおっしゃったのだと、後で腺友ネットの「前立腺がんガイドブック」などを読み理解しました。

生検の2.2カ月後に同病院で前立腺のMRIを撮りました。この結果は以下の通りでした。
①T2WIで低信号域が一部後方に突出しており、被膜外浸潤を否定できない。
②両葉の辺縁域にT2WIの低信号(がんと考えられる)が散見されるが、生検後の
出血の影響があり判断が難しい。

①の「被膜外浸潤を否定できない」とは被膜外浸潤があるかもしれないと解釈し
ました。これはいよいよ高リスク因子が2個ある高リスクで、TNM分類でT3aN0M0
の可能性が高いと思いました。(骨シンチとCTは問題ありませんでした。)

その後、他の医療施設で診察していただけることになりました。そこで①採取済みの生検サンプルの再評価、②MRI再撮影、③直腸診と超音波検査を行いました。①②において、当初の地元大学病院と他の医療施設での評価が大きく変わりました。

①生検サンプルの再評価については、がんヒット数が4/8から3/8となり、4+4が
3+4に再評価されました。
添付表上段に、医療機関によるグリソンスコアー判定の差を示しました。

②MRI再撮影結果では、被膜外浸潤は否定されました。また、辺縁域右側と移行域
左の2か所のがんが明確になりました。地元大学病院でのMRI撮影は生検後間も
なかったため、生検時の出血の影響が大きく正確な判断は難しいということで
した。このため、がんの部位を特定できなかったし、被膜外浸潤を否定できな
いという判断になったのだと思われます。
添付表下段に、医療施設によるMRI検査結果比較表を示しました。

どちら病院の判定が絶対的に正しいかということの断定は難しいと思いますが、MRIでは生検の出血の影響がほとんどない他の医療施設の判定を「正」とすべきと考えます。

生検についても自分の記憶はあまり確かではないが、O先生が「当医科大学ではグリソンスコアー判定者の定期的な訓練が行われている」とおっしゃったことを考慮して他の医療施設の判定を「正」とすると、GS=3+4、陽性率3/8=37.5%という評価になります。以上で自分の前立腺がんのリスク分類は「中間リスク」となります。(*地元大学病院のGS判定者が訓練されていないという証拠があるわけではありません。)

もちろん、判定に絶対はないにしても、やっと自分のがんのリスク分類が明確になりました。また、リスク分類が軽くなる方向に判定されたことは結果的にはラッキーなケースであったと思います。

今回の教訓としては、
1.1病院に限定せず、最低でももう1カ所信頼できる医療機関の診察を受けるべ
きである。
2.患者も積極的に病気の知識を得て、自分なりに納得できる治療を受けるべき
である。
3.生検前のMRI検査が正確な判断には必須である。

となりましょうか。