<思いやりのあるコミュニティ宣言>
 teacup.掲示板は、皆様の権利を守りながら、思いやり、温かみのあるコミュニティづくりを応援します。
 いつもご協力いただきありがとうございます。

投稿者
メール
題名
*内容 入力補助画像・ファイル<IMG> youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
URL
sage

  • [65]
  • 「医は仁術」に出会った驚き(「狭き門」から入る勇気)

  • 投稿者:山桜
  • 投稿日:2017年 3月17日(金)15時23分57秒
  • 編集済
 
大阪在住 69歳(昭和23年生)
S医科大学O先生(泌尿器科医)K先生(放射線科医)による小線源単独治療中。
中間リスク。小線源手術後4ヶ月。(PSA術前8.7→術後3ヶ月1,5)
S医大については、既に、技術水準の高さを中心に、ご投稿が多いですが、やや違った側面から、ご参考になればと、体験などご紹介します。

病状と経過
○平28年1月 大阪市内の基幹病院で生検
 ○2月 がん告知。 PSA8.5 グリーソン7 T2a N0M0 中間リスク。全摘を勧められる。「小線源は低リスク     のみ適応。中リスク適応の外照射併用は関西ではしていない」との説明。
 ○3月・市内基幹病院3つにセカンドオピニオン 全て全摘を勧められるが断端陽性率等各種データ示されず。
    (4つとも同一の大学系列つまり同一医局!後で迂闊さに気づく!反省点)
    ・各治療法、各病院の再発率比較などを調べるなかで「日本版ノモグラム」発見!浸潤率、転移率の高さに
     愕然。全摘では自分の場合約3割~4割再発と知り暗澹。
    ・患者サイドの「腺友ネット」、患者自身の体験記「店主の前立腺癌治療記」「じじ・・じぇんじぇんが
     ん」発見!あわせてS医大小線源治療学教室のホームページ読む。明快に理論と数字を示されており、中
     リスク5年PSA非再発率96,9%にまず驚く!異次元と。既に小線源を中核技術として駆使し、小線源単
     独、外照射併用、トリモダリテイーによって、全リスクを完璧にカバーできる完成した技術水準に到
     達されていると推察され、今までの全治療件数700例で再発は11例のみ。(~その後平成29年現在、約
     850例で再発13例、うち中リスクは2例)
     しかも再発11例のうち8例は後で遠隔転移が既にあったと判明したもの、3例は10数年前のプレプラン方
     式時代のもの。つまり現時点では骨転移さえなければ、驚くことに!ほぼパーフエクト!を継続中!
     2005年治療開始からの実績だから、この病院では当時から技術は完成し、エピデンスもすでにあり、実
     質的に、薬物療法適応の遠隔転移がんを除いて、前立腺がんが、ほぼ制圧されているにひとしい!と直
     感。)
    ~どうやら アメリカで開始された技術が、日本のS医大で極められ、花開いているらしい!
    更に調べると、
   ・手法は米国発の「リアルタイム術中計画法の独自の発展形」、といわれているが、その高成績の主因は、小
    線源で一般的施設よりも高線量(約30%高い)を副作用を抑えながら照射できる精緻な中核技術、またそ
    の技術を柱として、外照射、ホルモンを適宜追加組み合わせた高度な応用技術と知る。・・・この記事が本
    当ならもう迷う余地はない!と感じる。
 ○3月・ひげの父さんに面談の機会を得る。
   「S医大の記事本当でしょうか」と尋ねる。「本当です」のご回答。小線源選択なら関西では他にN医大、K大
    付属もあるが、特にN医大はS医大とあまり変わらない程の高成績です、とも選択肢を示していただく。
 ○4月・S医大にTEL。受付に1年待ちと言われ少し躊躇。勇気を出しO先生へ直接メール。「必要な時期に最善の
    治療をする」とのご返事。決断!
 ※~患者ができるのは所詮病院と医師の選択ぐらい。したがって振り返ればここまでが全てでした。他の治療法と病院医師、特に誘導された全摘を選択していたら今頃どうなっていただろうか?つくづくこの大幸運に感謝しています。(全摘は業界標準の「広き門」だが、小線源は患者本位の「狭き門」か・・何故なのか?とも)

 ○5月 O先生初診 先生私の持参した情報をご覧になり、開口一番、凝縮した言葉。こともなげに「大丈夫で
    す」「普通に100%治ります」「全く心配はいりません」と。・・・同行の妻涙。
     私自身もこの時点で、事前の各種情報とこのお言葉、又先生との雑談から発露される高邁でパトスに溢
     れ、思いやりに満ちた温いお人柄と、求道者(古武士)のような人間的風格に接し、癌は完治すると確
     信。先生としては今までの実績から「この程度ならごく普通に治る」絶対の自信がおありなのだろう。安
     堵、心晴れ晴れ。
※ ~O先生は初診から、患者を安心させ思いやる言葉を連発。限りない優しい人柄も伝わってきます。それが治療期間ずっと続きます。手技も含め匠の技術に絶対的自信もおありでしょうが、まず患者と家族の精神的ストレスをとり免疫力を高めるという目的以外に、どうやらここに先生の透徹した良知(仁)の哲学、平易に言えば「医は仁術である(べきである)」というゆるぎない信念が潜んでいます。この「良知」は「良心」に近く「仁(儒学)」「慈悲(佛教)」「愛(キリスト教)」にほぼ同じ概念ですが,良知を実践すること,実践の中で更に練り磨く、を信念にされています。
良知の実践は、研究生活の当初、研究対象としてガン治療の手法として最も侵襲が少ない「小線源」を選択、という時点から、「一人の患者も再発させない」との強い使命感での、ギリギリまで一点の曖昧さもなくし確率を高める厳しい研究・治療法開発。実際の治療の際最小限の副作用や苦痛に押さえる配慮、患者家族への精神的ケア、更にご自身の開発された治療プログラムの惜しみない公開と普及活動など、行動が一貫と思えます。
また本質的に先生は学者であり医師でありながら「主知主義」(ロゴス)だけの人でなく「心の人」「情の人」「心即理」(パトス)の人と思えます。また「名利の心(心中の賊)」を厳しく常に排除しようとされておられ、明らかにスーパードクターなのに安直にそう呼ばれるのも嫌われる。
これが少しずつ微妙に伝わってきますので、こちらはたちまち感激魅了されて、すぐ先生のフアンになってしまいます。何しろ「地獄に仏」ですからね。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のなかのカンダタ状態の我々がやっと一筋の蜘蛛の糸を上りきり、極楽の池の周辺を歩いていらっしゃるお釈迦様にたどり着いた気分、になります。(O先生K先生の治療を受けたものは大概そうなるようです。)

 ○6月 2回目診察 グリーソン修正。一部8あり。
 ○10月 小線源単独手術シード85本刺入(無痛 私の場合も生検より負担が少なかった)。3泊4日の個室暮ら
     し。術後「完璧です」「これで再発することはありません」との言葉をいただく。この言葉で両先生がい
     かに細心の治療をされ、また誠心誠意患者の心に寄り添っていただいているのか痛感する。つくづく、両
     先生の治療はS医大の理念「全人的治療」(「医は仁術」の別表現)そのもので、心と体両方をケアして     いただける患者本位のものだなと感じ入る。(S医大の全人的治療とは人間の精神的満足感、幸福感など
     あらゆる精神面を重視した治療という意味ですが、この点で両先生は疑いもなくS医大における模範的先
     生でしょう。)

○平29年1月 3ヶ月検診。翌日O先生よりメールいただき、「PSAが8.7から1.5へ下がった。転移がなかったと
    いうことで、これで前立腺癌の事は終了、いくら生きても大丈夫です」(今後の人生はこのガンに煩わされ
    るなとのメッセージ)とお知らせいただく。どうやら現在時点で世界一の技術、に巡り会った喜びをかみし
    める。
 ・・・・お蔭様で私は現在気楽なもので、治療後3ヶ月以降、この病気はすっかり治った気分でいます。(PSAバウンドや5年、10年後のチエックは必要としても)

○副作用について
  現在ユリーフ服用中。手術後4ヶ月だが夜間大体1回排尿のため起きる。昼間は以前と変化なし。性的側面では
  変化なし。(・・・この状態は放射線医のK先生によればやや軽い方かという事です。)

蛇足ですが、ではなぜ「すっかり治った気分」になれるのか?
1つには、「異次元の秀逸な治療実績」の治療を受けていること。何しろ中間リスクでは、これまで大体300例治療のうち2人しか再発していない!という安心感!(高リスクでも5年の非再発率は95,2%〈最近の論文〉で、骨転移さえなければ再発ゼロ)。最近は年間140例ほど手術され、まだ受け入れ余力はあるようですが、過去1年小線源希望の来院者は県外が55%ときいています。しかしこの極限ともいえる非再発率はもっと知られていい。
これらは長年「絶対一人でも再発させない」との目標で、営々正確無比な線源配置等によって線量を上げることに専心された成果のようです。
2つには、この点が驚きと喜びだったのですが、精神面でのケア。私の場合先生の「全人的治療、医は仁術」の実践に遭遇したことによる驚き、心理的安心感。こういう真の人物との出会いの喜び。

結論
新約聖書「マタイの福音書」7章にある次の言葉
「狭き門より入れ。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そしてそこから入って行く者が多いのです」「いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです」
どうやらこれが、時空を超えた普遍の真理であり、拙い体験談の結論です。