スレッド一覧

  1. 病状説明と簡単な自己紹介をお書きください(93)
  2. 「論文・詳細スレッド」(62)
スレッド一覧(全2)  他のスレッドを探す  スレッド作成

*掲示板をお持ちでない方へ、まずは掲示板を作成しましょう。無料掲示板作成

新着順:5940/9244 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

S医科大の診察経過報告です。

 投稿者:SANZOKU  投稿日:2014年12月13日(土)11時43分54秒
  通報 編集済
   私事で恐縮ですが、S医科大学の診察を受けてきたので報告します。今回は休薬後の経過観察と来年の小線源治療入院に必要な検査と説明でした。休薬や精巣保護などの話題を織り交ぜてS医科大学の小線源治療に関する報告をします。ご興味の有る方はご覧ください。

<休薬後の経過>そもそも休薬は前立腺が十分縮小し(30cc→15cc)、かつPSAも十分低下したので8月から始まった。4ヶ月の休薬によってPSAは0.071から0.29に上昇していました。この分では半年経過後も0.5程度までしか上昇せず、そこから復薬して小線源治療に入っても問題ないと思われる。ホルモン治療はその後9ヶ月続くらしい。この休薬期間中にホルモン治療中あった節々の痛みはほぼ消失した。ホットフラッシュは最近になって影を潜めつつある。体力減退はないが元には戻っていない。朝礼は復活していない。会陰部にあった不快感が復活しつつある。O先生はPSAが低値なので気にしなくて良いと言われるが気になる。

<グリソンスコアの修正>前回預けてあった生検プレパラートの評価結果が出ていました。GS8(3+5)→GS7(3+4)へ修正されていました。GSの部類では高リスクから中リスクへの修正ですから喜ばしいところですが、PSA90、T3a、陽成率100%(10/10)の病状から総合的に判断すると前回の病期修正(T4N0M1b→T3a)ほどの大きな変化ということではないと思います。ですが評価機関によりこのように判断が異なる例として報告します。

<親族への説明>小線源治療を受けたものが万一1年以内に死亡した場合は、前立腺を除去しないと火葬できない旨、親族に説明される。これは法律で決まっている手続きらしい。

<精巣保護と性機能>先生はこの歳になって合理性に欠けると仰るが、妊孕性が気になる人は要注意です。そもそも前立腺の治療を始める前にこの問題は片付けておかねばならない問題です。ホルモン薬等を使用するとその後に仮に精子保存できても不妊になる確立が高いようです。従って気になる方は事前に対処することが必須になります。とは言っても癌宣告を受けてパニックっている患者にとって、しばらくはそんなところに頭が回らないのですね・・・。私の調べたところ小線源の場合はあまり影響がないようですが、外部照射は確実に不妊になるようです。鉛カバーで防止できないか尋ねてみたのですが、難しいようですね・・・。ちなみにS医科大学での小線源治療では高リスクの場合は、精嚢にもシード挿入するので前立腺と精嚢の正常機能が失われ精液が作られなくなるので射精できなくなるそうです。精嚢にシード挿入しないで外部照射する場合も同様ではないかと思いますが如何でしょうか?

<S医科大学の小線源治療>S医科大学の治療実績には以下のように記されています。「当院で最低3年以上の追跡観察をおこなった症例での5年でのPSA非再発率は 低リスク98.3% 中間リスク96.9% 高リスク96.3%という結果です。」この点に関してO先生から伺ったお話を自分なりにかみ砕いて述べると以下になります。
 低中リスクの患者にはBED(生物学的実行線量)200Gy以上。高リスクの患者には220Gy以上(トリモダリテイ)照射することによって前立腺局所の癌は浸潤も含めてほぼ制圧されるようです。これは以前報告したマウントサイナイ大学のStone先生のところで経験値として見いだされたものだそうです。従ってそちらでも最近の実績はS医科大学に近いのではないかと思います。こちらの話の詳細は以下を参照してください。
http://www.nmp.co.jp/seed/specialist/interview06.html
 この実績の意味は低中高のリスクに関わらず、画像等の診断で転移がないと判断された場合は、少なくとも95%以上は完治するということです。従って画像等の見落としによる転移は多くとも5%ということができます。2006年のStone先生の講演では26%になっていました。それだけこの治療がこの数年で進歩したということだと思います。もちろん最初に挙げたBEDが安全確実に担保されなければならないことを忘れてはなりません。ちなみにS医科大では小線源のみで平均で208Gyの線量を確保しているそうです。従って中リスクは一般的に小線源の守備範囲です。それ以上はトリモダリティになるようです。この場合は小線源を140Gy程度に抑え残りを外部照射とし総合で220Gy越となるようです。

<遠隔地治療>自分は関東のローカルタウンのさらに郊外に住んでいます。従って羽田や成田へのアクセスは悪く、もしかすると空港アクセスが容易な沖縄や北海道の地域よりS県は遠隔地ということになるやもしれません。従ってどんなに頑張っても日帰り診察は無理です。自分には金はないが体力と時間はあるので毎度2泊3日で通っています。55歳以上になると高速バスも昼行で2700円と割引されます。宿はK駅から徒歩で10分のバックパッカー宿を利用します。相部屋で一泊2500円です。海外の人と交流できてビジネスホテルより楽しいです。昔世界を渡り歩いた経験が少しだけ役に立っています。もちろんO先生は遠隔治療患者に何かと便宜を図ってくださいますよ。総行程片道12時間はそれなりに疲れますが、命には変えられないと頑張っています。
 
》記事一覧表示

新着順:5940/9244 《前のページ | 次のページ》
/9244