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225Ac-PSMA-617 177Lu-PSMA RI内用療法

 投稿者:  投稿日:2017年11月11日(土)14時56分25秒
  通報 編集済
  漂流さんの投稿を読んだことより前立腺がんに対するRI内用療法 1) について少し調べたことを書きます。

漂流さんの投稿

1. 転移癌の治療  投稿日:2017年10月6日
2. nkyosiさん 投稿日:2017年10月8日 nkyosiさんの転移癌の治療と題した投稿に対するreply

2. の投稿で示された順天堂大の村上康二氏の講演の動画で参照された論文についてはサイトに177Lu-PSMAということで簡単に紹介しました。

1.は以下の論文の紹介をしており、今は full textも参照できます。

J Nucl Med. 2017 Oct;58(10):1624-1631  full text

漂流さんは投稿でFIGURE 2. のを転載しています。

この論文は表題にあるように225Ac-PSMA-617 治療の「経験的用量発見」ということです。
(以下和訳はGoogle翻訳で示します)

はじめに以下のように書かれています。

この研究の目的は、前立腺特異的膜抗原(PSMA)陽性腫瘍表現型を有する
進行性の去勢抵抗性前立腺癌患者における225Ac-PSMA-617α放射線療法の
治療プロトコールを開発することであった。

結論は以下のとおりです。

結論:進行期の患者では、1サイクルにつき100kBq / kgの225Ac-PSMA-617
の治療活性が8週間ごとに繰り返されると、毒性と生化学的応答との間の妥当な
トレードオフが得られる。

14人の患者が対象であり、FIGURE 5 をみると結論でいっていることは明らかです。

図の注記
赤の人型:患者が再評価前に死亡した
オレンジの人型:PSA進行

本文のDISCUSSION には以下のように記述されています。

最近、ドイツの多施設共同研究は、177 Lu-PSMA-617(2)で治療された
患者のサブグループについて有望な初期結果を報告したが、40%の患者は
PSA反応を全く示さなかった。
重度に前処置された患者のコホートにおける生化学的または放射線学的応答
の高い割合はすでに有望である。それにもかかわらず、患者数が少なく、
治療法が多様であるため、177 Lu-PSMA-617 と比較して有効性についての
議論を開始するのはまだ正当ではない。

(2)で参照された論文は12の治療センター、145人の患者が対象であり、患者14人はやはり患者数として少ないといえます。

この論文の筆頭著者は University Hospital Heidelberg の Clemens Kratochwil 氏で、先行する論文としてJ Nucl Med. 2016 Dec;57(12):1941-1944.があります。
この論文は患者2名について書いています。

225Ac-PSMA-617に関してはレビュー論文、J Med Radiat Sci. 2017 Mar;64(1):52-60.があります。
約245人の患者を対象とした臨床試験が公開されていると書かれています。
Table 2をみても50%以上PSA値が低下した割合はそう多いとはいえません。

なお、上記の(2)の論文、J Nucl Med. 2017 Jan;58(1):85-90.は発行時期の関係からか対象となっていません。

論文の紹介は以上で終わりですが、ドイツのハイデルベルグ大学病院で治療を受けたtmyさんの角さんのブログのコメント欄への書き込みがあったので紹介します。日本で行われていない治療を求めての渡独です。

2017年05月27日の記事へのコメント

こう書いています。

以前話題になっていた、225Ac-PSMAについてですが、ハイデルベルグ大学
病院に問い合わせたところ、海外の人でも臨床研究外で処置可能とのことで
した。ただし、その前に、PSMA-PET/CTを撮って、PSMAが発現しているか
どうかを確かめないと次に進めないそうです。

さらにつぎのように論文の補足をしています。

完全に癌が消えた例は、80人中、例の論文の2例だけで、75%の人は、ここまで
完全とは言えないものの癌が小さくなりPSAが減少したという報告もネットに出て
いました。
すごく強力な方法でなないのかもしれませんが、他に手がなくなった場合、予算的
に余裕があったら、これに挑戦するのもありでしょうか?

さらに大学病院の予約のページも紹介していました。

2017年10月03日の記事へのコメント

治療報告の投稿

しばらくごぶさたしていました。ドイツで治療に専念していました。
psaは、600まで上がりましたが、Ac-psma1回目で、1ヶ月後82に下がり、
2ヶ月後、38まで、下がりました。2回目を打って、日本に帰りました。

100kBq / kg での治療だったのでしょうか。

tmyさん この掲示板ご覧になっているかどうか分かりませんが、もしこの書き込みをみましたら、是非、治療に至る日本での治療の詳細、ドイツでの治療の詳細、その後の状況を教えていただければ幸いです。

最後に臨床試験の状況から日本における臨床試験の開始は177Lu-PSMAではなかろうかと私は思います。
もし、詳しい情報、漂流さんご存じでしたら、教えてください。


1) がん診療提供体制のあり方に関する検討会 第6回資料5には以下のように書かれています。

内照射/内用療法----体内に投与(静注、経口)した放射性同位元素
(アイソトープ radioisotope:RI)やこれを組み込んだ薬剤を用
いた放射線治療で、核医学治療、内照射療法、RI内用療法、RI治療
とも言われる。

http://inves.seesaa.net/

 
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