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手術後の病理診断について

 投稿者:  投稿日:2017年11月 6日(月)15時32分8秒
  通報 編集済
  「前立腺がんセミナー 患者・家族の集い 2017 東京」の動画公開よりリンクされている中村修三氏の講演今も続く前立腺がんとの戦いについてをみました。

病理報告書
「5. ここに至った経緯と反省点」に提示されている二つの病理報告書をみたとき、とても驚きました。詳しくみてみました。以下講演の資料より転記。

1.2011年2月10日付(全摘手術の翌日)
pT2c EPE0 RM0 ly0 v0 pn1 sv0

2.2015年3月16日付訂正病理報告書(病院長宛の苦情書を提出した後、提出されたものとのこと)
pT3b EPE1 RM1 ly0 v0 pn1 sv0

表記の意味は以下のとおり。
EPE1 癌が前立腺周囲組織に進展する
RM1 癌が切除面に存在する (断端陽性)
sv1 精嚢浸潤を認める
pn1 神経周囲浸潤を認める

その他の病理報告書の表記に関しては浸潤進展度の表現を参照してください。

再提出されたとき、このように大きく結果が異なった原因について病院側から説明はあったかと思いますが、その内容は講演でははっきりと示されていません。

ここではこのようなことが起こりうるかどうか可能性を探ってみます。


サイトの病理診断の不一致で参照した論文Kuroiwa K et al. J Urol. 2010 Mar;183(3):952-7をみてみます。
この論文はPSA再発した後、救済放射線治療を行い、ホルモン治療(LH-RHアナログ療法)を行う群と最初からホルモン治療を行う群との臨床的有用性を評価するランダム化比較試験の違った側面からの解析の結果を示した論文です。
各病院で病理診断が行われた後、中央病理医が診断したその変異を示した論文です。
以下のように書かれています。

前立腺周囲組織への進展、精嚢浸潤、リンパ節転移及び断端陽性の正確な
一致率はそれぞれ、82.5%、97.6%、99.6%、87.5% だった。

精嚢浸潤の一致率は97.6%で断端陽性は87.5% という結果から上記の病理報告書、1.2.は違う病理医が診断したとすると可能性は低いながらもこのような違う結果になる場合もあるかとは思います。

http://inves.seesaa.net/

 
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